お盆休みが入ったせいで,3日ぐらいかかりましたが読了。
「映画一本分観たぐらい面白かったな-」が読後の印象です。
映画化されないのが不思議ですね。でも映画を観ているような気分で読めました。
定年退職を迎えた主人公が,寄せては離れるひま,手持ちぶさたに抗っていくお話ですが,最近多い「○十代からの~」みたいなマニュアル本に比べれば,40代の私でも定年退職後の姿がリアルにイメージできました。
主人公は趣味に生きることをよしとしませんでしたが,人生から仕事を引き算したら答は0!になんてだけならないようにすることが肝要かと思いました。
複線型の人生ですね。
仕事という路線がなくなっても,別な路線をメインとしてまた進めるような…。そんな人生がどうやら必要のようです。
内館牧子 著 「終わった人」 講談社
というわけで妻の実家から戻った夜は,出がけに漬けておいた白ウリとミョウガのピクルスで一杯です。
次は新聞の広告欄と昨日地上波初のTV放映に触発され,これ。
早瀬 利之 (著) 石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人 (双葉文庫)